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マイにち×○ざんマイ

20代後半の○○○が、仕事とは無関係のことを毎日きまぐれに書いていきます。短いは正義が鉄則、のはずがたまに長くなる。

2016年のトレンドー「記憶」がカギの「君の名は。」、Post Truthとかエモいとか、体験型/ テレビへの回帰とか、星野源とピコ太郎とか。

サブカル 書籍・マンガ ラジオ Lifestyle インターネット、現代社会

2016年のトレンドをざっと振り返る。

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 「シンゴジラ」「君の名は。」「この世界の片隅に」に共通するテーマとは?

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今年流行った三大映画は間違いなく、「シンゴジラ」「君の名は。」「この世界の片隅に

この映画に共通するのは、「記憶を取り戻す」ということ。

あるいは、もっといえば、「記憶をとらえなおす」「記憶の『意味』を『書き換える』」ということ。

 

私たちは後悔なしには生きていけない。だけど、後悔というのはなんだかかっこわるくて認めたくない。そのうえ、後悔するということは過去の自分の時間と苦労が無意味だったことを認めることに等しい。だから私たちは「あの経験があったから、今の自分があるのだ。」と、どんなに思い出したくないような辛い過去に対しても、ポジティブな意味をもたせようとする。あの厭な過去が意味のないものだと認めないために。イマの自分が一番だと思わせるために。これが、「記憶の意味を書き換える」ということだ。

 

今年わりと話題となった小説に「マチネの終わりに」という作品がある。私はその小説は読んでいないが、その小説の感想のブログを読んで、不覚にも泣いてしまった。この小説のスゴさは知らないが、このブログはものすごくいいと思った。

この小説に、こんな一説が出てくるらしい。

「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は未来は常に過去を変えてるんです。」

 

クラウドであらゆる写真も画像も書類も半永久的にとっておくことができる。だけど保存してあるデータをあらためて見返す機会なんて実際はほとんどない。それどころか、日々流れ込んでくるインプットの情報はあまりにも多く、毎日の新しいことすら消化しきれていない。そんないまだからこそ、人々は過去の大事な「記憶」を求めている、のかも。

 

◆ Post Truthと反体制ートランプと逃げ恥とスマップ解散。

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Oxford Dictionariesが”Word of the Year”として発表した"Post Truth"

あるべき論より感情論。建前なんてくそくらえ、本音で生きてこうぜ、みたいなこと。

"Political Collectness"の代表であるヒラリー・クリントンではなく、「女のくせにでしゃばるんじゃない」「移民はジャマだから出ていけ」といったような心の底では思っているんだけど口に出すとバッシングされるからだれもいわなかった「本音」を吐きまくったトランプがアメリカ大統領になってしまったことに象徴されるような今年を表すのにまさしくピッタリなことば!さすがOxford。

 

「エモい」「ゲスい」なんてことばも、三省堂辞書編者が選ぶ「今年の新語2016」大賞 に選ばれたりしましたが、いずれも「感覚」的なことばですよね。

 

「逃げ恥」は、作り手としては社会派ドラマ(漫画)の意図ではなかったと思うし、その狙った「軽さ」が見事にヒットしたわけだけど、「愛だの恋だの言ってるけど、結局、結婚って体よくタダの家政婦/生涯就職先をゲットする手段じゃないの?いまの世の中、女性だって普通に働けるし、ハウスキーパーも一般的になってる。それなら結婚なんてしなくてもよくない?」って素朴な疑問をすごくコミカルに描いてて、とてもおもしろいし、それが多くの人にウケたというのももっとおもしろい。

 

スマップ解散は残念だったけど、はじめ新聞がこぞって報道していた「キムタク以外の4人=事務所の恩を忘れた裏切り者」という構図を、SMAPのファンが草の根で「ほんとはちがうんだ!」真実(たぶん)を暴き出したという非常にキモチいい事実経過だった。ファンじゃない私でも、あの謝罪会見はどうみてもおかしかったもの。

トランプ勝利に関連して「反体制」(既存のマスメディアに対して)というキーワードでなんとなく思いついたものだけど、これは「Post Truth」じゃなくて「Truth」が暴かれたというのがおもしろい。

 

◆ 他方でなんだかんだ話題のテレビドラマ

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スマップ解散に象徴されるような既存のマスメディアへの信頼の失墜、ネット社会において進むテレビ離れ……などなど言われていますが、今年もなんだかんだでテレビドラマが非常に話題になりましたね!

「逃げ恥」はもちろんいうまでもなく、真田丸」「ドクターX」「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」「校閲ガール」などなど世相を反映するものからしないものまで。

 

私的MVPは、たった2分程度の顔芸だけで大河ドラマに出演し、瞬く間にネットにざわめきをもたらした尊敬する清水ミチコさんの「真田丸」での演技です。

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◆ 体験型への回帰。

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ぶっちゃけずっと家にいても楽天スーパーで生活用品は買えるし、重いものはAmazonが持ってきてくれる。

「VR」(バーチャルリアリティ)で、家に居ながらにして外出した気分になれる。映画だってすぐにDVDになるから見に行く必要ないし、ライブもどうせ会場に行ったって豆粒みたいな本物じゃなくて大画面に映るアーティストを見ているだけなんだから、実際に行かなくてもDVDが出るまで待てばいい。

 

という感じで、「リアルになにかする」という意味が薄れてきているなか、ポケモンGOが大流行し、ポケモンをゲットするためだけに猛暑の中(ポケモンGOの日本でのリリースは7月22日)街を実際に歩くたちが大量に発生し、非常に驚きました。

また、「君の名は。」や「この世界の片隅に」を観に、何度も映画館に行く人も続出しました。

 

引きこもり、一人がちな私としてはちょっとついていけていないのですが、「リアルな体験」を求めているトレンドがじわじわときているようです。

 

◆ ネットの口コミ・ネット配信で流行ったモノ:星野源、ピコ太郎、「この世界の片隅に」などなど

 

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ピコ太郎、星野源、「この世界の片隅に」。

この今年の流行りモノ3つに共通することは、「大手広告代理店のバックアップを受けてテレビとかCMとかで大々的に広告されたわけではないが、ネットの口コミ、YouTubeの配信などで一気に人気に火がついた」ということ。これも今年らしいといえば今年らしいですね。

 

すみません、謝ります。実は……

いままで言ってきたこと99%受け売りです。

 

誰の受け売りか?

こういう、イマ社会で流行ってるあらゆるサブカル現象を徹底的に斬る!というオタッキーなラジオがあるのです。それが、TBSラジオ文化系トークラジオ「Life」

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しゃべっている人は新進気鋭の社会学者だったり、作家だったり、若者のトレンドを研究している広告代理店のリサーチャーだったり。多分、カテゴリーでいうと社会学的分析になるんだと思う。

サブカル界ではいろんな流行りモノが登場しては消え登場しては消え、ひっかかるもの、自分もハマっちゃうもの、理解できないもの、受け入れられないもの、それぞれあると思うんですが、一旦自分がどう思うか、どう感じるかを確認したうえで、一歩ひいて、これって世界のムーブメントの中でどういう背景で、どういうトレンドで起きている現象なんだろうって、そういうのばっかり考えている人たちがあーだこーだ言ってる番組です。酒の入っていない居酒屋トーク(でも次元は高度(笑))みたいな感じなんだけど、あーこれってこういうことだったんだ、こんなの流行ってるの理解できねーと思ってたけどそういう流れなのね、みたいな気づきをたくさんあたえてくれます。

2ヶ月に1回、偶数月の最後の日曜深夜にやっているようですが、過去の番組は、TBSラジオクラウドでいつでも無料で聴くことができます!今日書いた記事の内容は、12月25日放送の今年を振り返る回で言っていた内容がほとんどですが、その前の回の「2.5次元」がテーマの回の内容もちょっと混じってます。

下手な新聞記事やブログを読むよりずっと面白くてたくさん気づきがもらえる。特にサブカル好き、社会の大きなトレンドを知っておきたいという人には本当にオススメのラジオ番組。まあちょっと騙されたと思って聴いてみてください。

 

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